時計修理の千年堂は、今ではネット通販を利用した時計修理・オーバーホール業界の最大手と言われる程、急成長した時計修理専門店となっているようです。このような背景には、顔の見えないネット通販であってもユーザー目線に立った誠実な対応と高い技術力に伴った高いその品質にもあるのかもしれません。
また、時計修理の千年堂は多くのユーザーからの問い合わせにも真摯に対応することで、その評価を高めていることもその理由なのかもしれません。そこで、こちらのページではそんな時計修理の千年堂によくある問い合わせから、ユーザーの方にも気になるであろう事柄をまとめてみました。
メーカーと千年堂では、修理・オーバーホールの作業の内容に違いがあるの?
A・基本的な作業内容はほぼ同じだと思ってください。
メーカーであっても時計修理店であっても、その作業内容に大きな違いがあるわけではありません。メーカーでの修理・オーバーホールでは壊れたパーツはもちろんですが、その原因となり得るパーツをすべて交換してしまう場合がほとんどです。このような事もメーカー依頼で起こる高額請求の原因ともなっているようです。
一方で、千年堂のような一般の時計修理専門店では、使えるパーツは適切なメンテナンスを施し、直して使えるパーツは使います。メーカーなどではこのような細かい箇所を直したりせず、一式でのパーツ交換されることがほとんどでしょう。
見積もり時での交換を指摘された箇所はちゃんとやってもらえてるの?
A・交換させて頂いたパーツはご返却させていただいております。
見積もり時に指摘させていただいた箇所については、お直しすることで精度が計れる場合を除いて、交換を行ったパーツは必ずお返しさせていただいております。
当然ですが、その際の交換部品は純正部品を使用させていただいております。稀にですが、メーカーや正規修理工房等に在庫の確保がないような古い型番のモデルなどでは社外部品の使用を検討させて頂くこともあります。その際はその旨を必ずお伝えしております。
時計を落としたら動かなくなりました。故障でしょうか?
A・オーバーホールが必要な場合と部品交換・部分修理で直る場合があります。
機械式時計は精密機器であることからも外部からの衝撃に対しては強くはありません。なので、不注意で時計を落としたり、運動での衝撃によっても故障したりすることもあります。
時計を落としてしまうような強い外部からの衝撃によって部品が外れてしまったり、部品が壊れてしまう場合はオーバーホールが必要であったり、単に部品交換や部分修理で直ることもあります。ですが、この部品交換や部分修理のみでの依頼はお受けしておりません。
必ず、オーバーホールを伴う修理に限定させていただいております。このような運営方式は、多くの時計技師の確保と同時に多くの依頼を滞ることなくユーザーの元でお届けするためにも、このような依頼方式を取らせていただいております。
オーバーホールを行った場合の日差はどのくらいに調整しているのですか?
A・若干プラスに調整しております。
日差とは1日に生じる時差のことですが、進む場合は+遅れる場合は-で表します。機械式時計は上向きや下向きであったり、リューズが上になる、リューズが下になるといった姿勢によっても日差の幅が変わってきます。おおむね自動巻き時計の日差は+10~20秒位が正常とされています。
時計修理の千年堂では、オーバーホール終了後は様々な角度から丸1日以上をかけてこの日差調整をしていますが、基本的にお客様のお手元にお送りする場合には若干のプラスにて調整させていただいております。
最後に
今回は、時計修理の千年堂に寄せられたユーザーからのお問合せについてお伝えしてみましたが参考になったでしょうか。時計修理の千年堂に限らず、ネット通販を利用した時計修理やオーバーホールの依頼には様々な不安や心配なことがあると思います。
あなたも同様に、時計修理の千年堂の評判や評価を元に依頼を検討していても、全ての不安や心配事が解決されることはないかもしれません。こちらのページが、そんなあなたの不安解消のお役に立てればと思います。