リューズトラブルに多い5つの症状についてご紹介したいと思います。今回は、時計修理の千年堂に持ち込まれるリューズのトラブルに多い事例をまとめてみました。

 

あなたの時計が、リューズのトラブルを抱えているようならば、参考になるかもしれませんので紹介してみようと思います。それでは、時計修理の千年堂に持ち込まれるリューズトラブルを1つ1つみていきましょう。

 

リューズが抜けてしまった

 

この症状が特に多いのが、手巻き式の時計でよく起こる症状だということです。手巻き式時計でリューズを強く引きすぎることで、このような症状になることがありますので注意して下さい。

 

もともと、この部品は固定されているわけではありません。部品が摩耗して緩くなっていると、リューズを強く引きすぎることで突然抜けてしまうことがあるようです。このような場合は、オーバーホールと共に破損部品の交換と注油で元に戻すことが出来ますよ。

 

また、リューズとムーブメントを繋ぐ「巻き真」と呼ばれるネジが緩むことでも起こります。この場合はリューズ部分を分解して締め直すことで対処することができますので、早めのオーバーホールを検討されてもいいのかもしれません。

リューズをねじ込めない

 

この症状を起こすのは、ロレックスやオメガといった防水タイプの時計のトラブルで、ねじ込み式のリューズがロック出来なくなるというものです。毎日のように開放・ねじ込みを繰り返し続けている時計に比較的多く見られます。

 

原因としては、頻繁なリューズの使用でネジ山が摩耗してしまいロックが出来なくなってしまっています。ケースに付いたチューブとリューズの両方の交換が必要になってきます。

 

防水時計での、このようなリューズトラブルは防水機能を果たせないだけではなく、ムーブメント内部への汗や水分の侵入といったさらなる被害を招きます。この場合は、早めのオーバーホール・部品交換をおすすめします。

巻き上げるとゴリゴリする

 

巻き上げの時にゴリゴリとした感触がある場合は、歯車の軸が摩耗している場合がほとんどです。また、リューズ内部のゴミや油切れでもこのような症状があるようです。

 

この症状で厄介なのが水分やゴミがムーブメント内に侵入している場合があることです。このような場合には早急なオーバーホール・部品交換が求められます。時計がすぐに止まってしまって毎日頻繁に手巻き巻き上げをしているようならば、早急にオーバーホールを依頼してみることをおすすめします。

 

 

リューズが引けない

 

リューズが引けない場合のほとんどが、ゼンマイの巻き上げに関連したパーツと時刻調整に関連したパーツの破損が主な原因となります。また、水分などの侵入が原因で「巻き真」が酸化してサビることでも、このようなリューズのトラブルが起こります。

 

リューズが引けなくなることは、時刻合わせやゼンマイ巻き上げなど、時計そのものの機能を使うことが出来ませんからかなり困ったトラブルと言えますね。やはり、早めのオーバーホールと部品交換で対処するしかないようです。

 

リューズが空回りしてしまう

 

このような症状は、リューズのギアやシャフトが破損した時に起こる典型的な症状です。リューズのシャフトは、かなり細いために無理な力が加わることで破損してしまうことがあります。やはり、この場合もパーツ交換で対処するしかないようです。

 

まとめ

 

時計修理の千年堂に持ち込まれるリューズトラブルに多い事例を紹介してみましたが、参考になりましたでしょうか。

 

機械式時計のトラブルとしては主に注油された油の劣化が原因となることが多いですが、今回紹介したリューズのトラブルもこの油の劣化が原因となり引き起こされることがあります。

 

手巻き式の時計のように頻繁にリューズを使って巻き上げたり、ダイバーズモデルなどのリューズをねじ込むようなタイプの時計にとっては今回のようなリューズのトラブルは特に注意したい所です。いつもと違ったリューズの感触があるようならば早めのオーバーホール・点検を検討してみてください。

 

 

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